1945年-1960年

PrintIncrease text size
新たな医薬分野への関心

新薬の開発は運と技能まかせだった20世紀初頭とは対照的に、製薬業界の成功は、目標を定めた研究を通じて実現されるようになりました。
第二次世界大戦後、新薬開発は再び勢いを得ました。戦争賠償の一環として、同盟軍はドイツの特許権をすべて接収し、デンマークの企業もその恩恵を受けました。ルンドベックは、化合物ケトベミドンの権利を獲得し、これに基づいてKetogan®を開発しました。1952年の発売以来、Ketogan®は激しい痛みを和らげるために、最も一般的に用いられる製剤のひとつです。
当時としては典型的であった抗生物質の研究においても、独自の得意分野を築きました。これは、いわば技術と幸運の結果でした。米国訪問の際、ルンドベック責任者のオルフ・ヒュブナーは、ふいに思い立ち、後年ノーベル賞を受賞するセルマン・ワックスマン教授を訪ねました。ワックスマン教授は、創傷感染の治療製剤Neomycin®の基本的製法を提供しました。Neomycin®は戦後直後から、ルンドベック社製剤のベストセラーに加わりました。同時期に、ヴァルビーで微生物研究所を建設し、微生物の培養をはじめ、1952年にはNeomycin®の製造を開始しました。

 

中枢神経系の研究

かつて多面的に活動していた商社は、中枢神経系統に影響を及ぼす化合物に対する関心を募らせ、現在のようなルンドベックへと大きく変貌しました。P.V.ピーターセンによる管理の下、薬理学、毒物学、生物学の研究部門を設立しました。ヴァルビーの製造施設には、新たに合成工場が増築されました。
鎮痛剤Covatin®が開発されましたが、商品としては比較的短命に終わりました。ルンドベックの研究者は、化合物クロルプロマジンの実験も行いました。クロルプロマジンは、統合失調症で苦しむ患者には驚くほどの効果を上げましたが、アレルギー反応などの深刻な副作用も伴いました。ルンドベックは、これらの副作用を軽減するために、中心となる窒素原子を炭素と置き換えました。1957年に、この合成物質の開発に成功し、わずか12ケ月後には、Truxal®という名称で市販されました。Truxal®がもたらしたルンドベックの成功は、製造や販売に好ましい効果を及ぼしました。同社は、さらなる成長を遂げ、ルンドベックのオリジナル製剤数が増加しました。

ルンドベック・ジャパン株式会社
〒105-0001東京都港区虎ノ門5-1-4
東都ビル7階
電話: +81 (0)3 5733 8690
FAX: +81 (0)3 5733 8691
infojapan@lundbeck.com
精神科分野でのスペシャリスト ・ 神経科分野での開拓者
利用条件と個人情報の取り扱い