1960年-1975年

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所有権と市場の拡大

ルンドベックは1960年代初頭に向精神薬で確固たる地位を確立しました。1965年の創立50周年式典では、精神疾患患者の生活の質を改善した努力や、ルンドベック財団の医学研究に対する財政支援が賞賛されました。同財団は、グレーテ・ルンドベックが同社の経営から退いた1954年に設立されました。グレーテは、1965年に死亡するまで、財団会長の地位と同社の株式の50.5%を保持していました。財団は1967年にゴールドシュミット一族の株式も3200万デンマーククローネで買い取り、同社の単独所有者となりました。
絶え間ない拡張により、ヴァルビー工場は需要に対応しきれなくなったため、生産能力の拡大が必要と考えられました。コペンハーゲンでは限界があるため、ルンドベックは1961年、ノースウェスト・ジーランドの半島にあるルムソスの酪農場を購入しました。酪農場は生産の集中化により閉鎖されていましたが、排水処理システムや、水のくみ上げ認可など、残されたすべての設備を使用することができました。また幸運にも、地元で熟練社員を採用することができました。やがて活性化合物の製造が始まり、ルムソス工場はまもなくルンドベックの日常業務に完全に組み込まれていきました。
ヴァルビーとルムソスの分業は順調に進み、ノースウェスト・ジーランドによりたくさんの作業が移転されていきました。そのため、より改良された新たな施設が必要となりましたが、幸い拡張の余地は十分にありました。1963年から1974年までの間に、ルムソスの古い酪農場には4つの合成工場、ボイラーハウス、実験室、ワークショップ、店舗が設置されました。ルンドベックはまた、工場の近くにさらに15ヘクタールの土地を買収し、将来の拡張に備えました。

 

海外進出

ルンドベックはオリジナルの抗うつ剤、とりわけ抗精神剤を広範囲にわたり供給することができましたが、国内市場には限界がありました。デンマーク国外には、大きなビジネスチャンスが広がっていました。
第二次世界大戦開戦初期にスウェーデンのマルメに初めての海外子会社を設立し、1940年代後半から1950年代にかけて海外拠点はノルウェー、フィンランド、ベルギー、オランダ、スイス、オーストリアに拡大されました。これらの販路のほとんどは代理店契約に基づくものでしたが、輸出が売上の約3/4を占めていたため、子会社設立は、明らかにメリットでした。
1960年代には、かつての代理店契約の多くが、ルンドベック「専属」代理店に取って代わりました。同社は、ニューヨークとパリに新たな事務所を開設し、1972年には、英国ルートンに、7人の販売コンサルタントと事務員を擁するルンドベック・リミテッド社が設立されました。国際化は、加速的に推進されました。1970年になるころには、ルンドベックはデンマークに580人、海外には99人のスタッフを抱え、社員は10年前のほぼ2倍になっていました。

 

ルンドベック・ジャパン株式会社
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