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ルンドベックは、日本国外でも以下の治療分野で、さらなる医薬品の開発、商品化を目指しています。
統合失調症

統合失調症は、しばしば「精神病」と称される一群の精神疾患に共通して用いられる名称です。統合失調症が進行すると患者やその家族に大きな影響を与えることがありますが、常にそうであるとは限りません。その経過には幅があり、症状発現後も通常の生活を送ることができる場合も多いのです。他方、長期にわたり困難な症状を経験することで、勉強や仕事あるいは社会的相互関係を維持する能力が損なわれることもあります。
統合失調症は、民族、文化、社会階級あるいは性別にかかわらず発症します。病因は不明です。この疾患は、成人早期で発病する典型的ですが、10代後半以上であれば年齢を問わず発症する可能性があります。本疾患の初期徴候としては、社会的退行、思考異常、行動異常、自己中心性、関係年慮などがみられます。
自分の身の回りのことを自分でできなくなったり、勉強あるいは仕事をする能力が失われたりするまで、これらの徴候がゆっくりと増大するケースもあれば、明らかな転換期があり、幻聴あるいは偏執性妄想など、いわゆる「精神病症状」が進行する場合もあります。
統合失調症が進行すると、ほとんどの場合、一生に一度は入院することになります。数カ月から数年に至るまで、相当な期間にわたって学校や仕事を休まざるをえないことも少なくありません。
障害が重症であるにもかかわらず、統合失調症の発現を1度しか経験しない人も多くみられます。こうした症例では、治療やリハビリテーション後には、かつての楽しみを取り戻し、人生における重要な場面の当事者となれるのです。
残念ながら、他の多くの患者は、困難な障害を伴う再発性の精神異常症状を発症し、慢性的に障害が進行します。しかし、たとえ慢性的な障害を抱えた人でも、治療やリハビリテーションそしてサポートにより、充実した活動的な人生を過ごすことができるのです。
集中的に研究が続けられているにもかかわらず、統合失調症の治療法はまだ見つかっていません。しかし現在では、精神異常症状を効果的に治療することは可能であり、患者は普通の生活を送ることができます。抗精神病薬は、脳細胞間での神経伝達を正常化することで効果を発揮し、幻覚や妄想を軽減すると考えられています。
ほかの多くの医薬品と同様に、抗精神病薬もまた種々の副作用を生じる可能性があります。具体的な副作用は薬剤特異性にみられ、体重を増加させる危険性が増す薬剤もあれば、筋肉硬直の原因となる薬剤もあります。
従来の抗精神病薬には鎮静効果があり、それによって患者さんに過度な沈静効果を与える場合もありました。鎮静効果は仕事や旅行、社会活動を遂行する能力を低下させる傾向があります。しかし幸いにも、最新の治療薬にはほとんど副作用がなく、たとえあったとしてもごくわずかです。
薬物療法に加えて、精神社会療法、作業療法そして理学療法をあわせて行うことはきわめて重要です。

 

パーキンソン病

パーキンソン病は、脳の神経細胞機能が少しずつ損なわれていく進行性の疾患、すなわち神経変性疾患です。
パーキンソン病の典型的な症状には、振戦、緩慢な動き、筋肉硬直、平衡感覚障害があります。これは、パーキンソン病に侵されている神経細胞が、体の動きを制御する細胞だからです。
パーキンソン病は進行性の疾患であり、時間とともに徐々に悪化していきます。次々と新しい症状が現れ、古くからある症状はゆっくり重症化していきます。これは、脳の神経細胞が失われていくためです。しかしパーキンソン病は終末疾患ではなく、診断後の生存期間は約15~20年とされています。本疾患は、長期にわたる慢性的な疾患です。
進行するにつれ、うつ病、認知症、痛み、不眠症など、運動障害以外の症状が現れることもあります。これらの症状は、患者さんにとって大きな重荷となっています。
現在のところ、パーキンソン病に対する治療法はありませんが、薬物療法により効果的に症状を改善することは可能です。パーキンソン病治療の目的は、症状をコントロールし和らげることであり、それにより患者は生命を維持し、可能な限り長く、生命の質をある程度確保することができるのです。
パーキンソン病は、さまざまな方法により管理・治療することが可能です。薬物療法、手術療法、運動療法、食事療法、補完療法、精神的支援、そして周囲との強い結びつき、これらすべてが重要な役割を果たします。

 

アルツハイマー病

アルツハイマー病は、認知症の最大の原因疾患であり、65歳以上の人の約5%が罹患しています。アルツハイマー病は、進行性の神経疾患であり、脳は次第に退行変性していきます。
認知症は、その他の脳障害との鑑別が難しいケースが少なくありません。患者さんの多くが偏見や誤解に苦しんでいます。また認知症の症状は加齢によるものだと解釈され、怠慢や過去の精神的トラウマに原因を帰されてしまうことも少なくありません。しかし、認知症は、定義可能な、以下のような経過を含む退行性の疾患なのです。

  • 記憶や知能(思考力や情報処理能力)が低下し、やがて正常な機能や日常生活を営む能力が損なわれる
  • 感情の制御や社会的行動に退行がみられる

アルツハイマー病は、認知症の最大の原因疾患です。アルツハイマー病が、全認知症症例の80%を占めています。いくつかの研究では、65歳以上の約5%がアルツハイマー病に罹患するとされています。
アルツハイマー病は進行性の疾患であり、脳内の神経が次第に退行変性していきます。脳の退行変性の結果として、神経細胞間で死滅細胞濃度が増加した部分を老人斑または神経原線維変化と呼びます。進行するにつれて神経細胞が死滅し、脳の物理的質量が減少します。
残念ながら、現在のところアルツハイマー病に対する治療法はなく、最終的に患者は死に至ります。現在可能な治療は対症療法に限られており、症状を和らげ、病状悪化を遅らせることに主眼を置いたものです。診断後の平均余命は7~12年です。

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